旧石器時代
白滝遺跡群|遠軽町埋蔵文化財センターで見る、旧石器時代の黒曜石原産地

白滝遺跡群の歴史と見どころ|北海道遠軽町にある国史跡。旧石器時代の黒曜石原産地遺跡です。赤石山には約220万年に生まれた黒曜石が大量に埋蔵されており、その山麓では黒曜石を用いた石器製作が活発に行われました。出土した黒曜石などの石器類は国宝に指定されています。

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縄文時代
三内丸山遺跡|縄文時代中期の拠点集落。豊かさとその脆さの実態とは?

三内丸山遺跡の歴史と見どころ|青森県青森市にある特別史跡、世界遺産。縄文時代中期に営まれた集落跡です。大型の竪穴建物跡や掘立柱建物跡、集落中心部に繋がる道路跡などの遺構から、周辺集落の人々も集まる拠点的な集落だったと想定されています。出土したヒスイの大珠や縄文ポシェットは、三内丸山集落に住まう人々が広い交流網を持ち、高い工芸技術を育んでいたことを示しています。

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江戸時代
根室半島チャシ跡群|アイヌ人の謎多き城【道東のチャシを歩く Part2】

根室半島チャシ跡群は北海道根室市にある国史跡。アイヌ文化期(江戸時代)に築かれたと見られるチャシ跡です。ヲンネモトチャシやノツカマフチャシが残り、アイヌ文化の一端をうかがい知ることができます。

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江戸時代
釧路川流域チャシ跡群|アイヌ人の謎多き城【道東のチャシを歩く Part1】

釧路川流域チャシ跡群は北海道釧路市にある国史跡。アイヌ文化期(江戸時代)に築かれたと見られるチャシ跡です。ハルトリチャランケチャシやモシリヤチャシが残り、アイヌ文化の一端をうかがい知ることができます。

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鎌倉時代
北斗遺跡|擦文文化とは何か?北海道釧路で見る擦文時代の集落

北斗遺跡の歴史と見どころ|北海道釧路市にある国史跡。釧路湿原を臨む丘陵上に築かれた擦文文化期(鎌倉時代)の集落跡です。方形の縦穴を特徴とする住居跡がくぼみとして残り、ヨシ葺きの建屋が復元されています。捕獲したサケやオオワシを商品とし本州の人々と交易を行いました。

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縄文時代
カリンバ遺跡|恵庭市郷土資料館で見る、縄文時代晩期の装身具

カリンバ遺跡は北海道恵庭市にある国史跡。縄文時代後期の集落・墓地跡です。大きな土坑墓からは漆塗りの髪飾り・腕飾りなど多くの装身具が出土しました。縄文人は高度な漆工技術を持っていただけでなく、複雑な社会構造の中で生活していたことが分かりました。

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縄文時代
キウス周堤墓|北海道で生まれた縄文時代最大の共同墓地

キウス周堤墓は北海道千歳市にある国史跡・世界遺産。縄文時代後期に築かれた墓地遺跡です。ドーナッツ状の土堤の内側に墓壙が掘られ、複数の人物が埋葬されたと見られます。縄文時代も終盤になり高度に複雑化した墓制を垣間見ることができます。

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平安時代
カリカリウス遺跡|オホーツク文化の内陸化とトビニタイ文化

カリカリウス遺跡は北海道標津町にある国史跡。オホーツク文化期(平安時代)の集落跡です。海から1km離れた内陸部にオホーツク文化の特徴を持った住居群が形成されています。内陸に移動してきたオホーツク文化人はやがて擦文文化と交わり、トビニタイ文化という新たな文化圏を形成しました。

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