今市大念寺古墳|国史跡の巨大石室と石棺で想像する、6世紀の出雲王の姿新着!!
今市大念寺古墳は島根県出雲市にある国史跡。6世紀前半に築かれた前方後円墳で、出雲西部を統治した王の墓だと見られています。この地位を継承した王たちによってさらに上塩冶築山古墳や上塩冶地蔵山古墳が築かれました。これら3基の古墳は石室に入れ石棺も残存する貴重なもので、特に築山古墳の出土品は重文に指定されています。
五条野丸山古墳|最後の巨大前方後円墳。謎多き欽明天皇の即位と陵墓
五条野丸山古墳は奈良県橿原市にある国史跡。古墳時代最後の前方後円墳で、欽明天皇の真陵ではないかと言われています。欽明天皇は、即位や仏教公伝の年代、二朝並立など様々な謎に包まれた天皇です。
綿貫観音山古墳|東国最大の横穴石室。国宝の副葬品が示す朝鮮半島との関係
綿貫観音山古墳は群馬県高崎市にある国史跡。古墳時代後期後半に築造された前方後円墳です。巨大な横穴式石室からは水瓶や冑などの優れた副葬品が発見されました。これらは中国や朝鮮半島に類似品が見られ、古墳被葬者の勢力を物語るだけでなく朝鮮半島との繋がりをも示唆しています。
大室古墳群|東国最初の横穴石室。群馬の古墳でいち早く採用された理由とは?
大室古墳群は群馬県前橋市にある国史跡。古墳時代後期に築かれた前二子古墳、中二子古墳、後二子古墳、小二子古墳の4基の前方後円墳からなる古墳群です。前二子古墳では畿内発祥の横穴式石室がいち早く採用されており、この地の首長とヤマト王権との密接なつながりを示します。
保渡田古墳群|前方後円墳の祭祀を完全再現!6千基の埴輪が並べられた八幡塚古墳
保渡田古墳群は群馬県高崎市にある国史跡。古墳時代中期後半に連続して築かれた二子山古墳、八幡塚古墳、薬師塚古墳から成っています。八幡塚古墳からは大量の円筒埴輪や形象埴輪が出土し、古墳上で行われた埴輪祭祀について明らかになりました。
森将軍塚古墳|古墳時代前期の大型前方後円墳の特徴とは?科野のクニを事例に。
森将軍塚古墳は長野県千曲市にある国史跡。千曲川右岸の有明山に築かれた古墳時代前期の前方後円墳です。巨大な竪穴式石室が発掘され、中から三角縁神獣鏡などが出土しました。善光寺平(長野盆地)を治めた首長の墓だと見られています。
童男山古墳|筑紫君一族の墓、八女古墳群を歩く【Part4 八女群・童男山小群】
八女古墳群は福岡県八女市にある県史跡。童男山古墳などから構成されます。古墳時代後期における筑紫君一族ゆかりの古墳群です。
丸山古墳|筑紫君一族の墓、八女古墳群を歩く【Part3 八女群・釘崎小群&立山山小群】
八女古墳群は福岡県八女市にある国史跡。八女丘陵に築かれた丸山古墳などから構成されています。古墳時代中・後期における筑紫君一族ゆかりの古墳群です。
乗場古墳|筑紫君一族の墓、八女古墳群を歩く【Part2 八女群・吉田小群】
八女古墳群は福岡県八女市にある国史跡。八女丘陵に築かれた岩戸山古墳や乗場古墳などから構成されます。古墳時代中・後期における筑紫君一族ゆかりの古墳群です。
亀塚古墳|"豊後国・大分"最大の前方後円墳。応神天皇が定めた海人部の古墳か?
亀塚古墳は大分県大分市にある国史跡。瀬戸内海沿いに築かれた豊後国最大の前方後円墳です。古墳時代中期に応神天皇が定めた海人部首長の墓だと見られています。
岡田山1号古墳|"額田部臣"銘の大刀が出土!ヤマト王権の氏姓制・部民制とは?
岡田山1号古墳は島根県松江市にある国史跡。古墳時代後期に築かれた前方後方墳です。「額田部臣」の銘文をもつ大刀が出土しました。この出土品からヤマト政権における氏姓制と部民制の実態が分かってきました。
柳井茶臼山古墳|古墳時代最大の銅鏡"鼉龍鏡"が出土。被葬者は周防の王か!?
柳井茶臼山古墳は山口県柳井市にある国史跡。古墳時代前期に築かれた前方後円墳です。古墳時代最大の「鼉龍鏡」が出土しました。鏡の生産と配布を統括したヤマト王権と密接な関係を築いた周防の首長の墓だと見られています。
神原神社古墳|卑弥呼の鏡?出雲の古墳から出土した「景初三年」銘の三角縁神獣鏡が意味することとは。
神原神社古墳は島根県雲南市にある遺跡。古墳時代前期に築かれた方墳の跡です。竪穴式石室とともに、「景初三年」銘の三角縁神獣鏡が出土しました。この鏡は「卑弥呼の鏡」ではないかとも言われています。
作山古墳|吉備地方に築かれた巨大古墳 Part2
作山古墳は岡山県総社市の国史跡。古墳時代中期に築かれた前方後円墳です。全国第10位の全長をもち、円筒埴輪が出土したほか、造り出しなど古墳の形状が良好に残っています。ヤマト王権に匹敵する勢力を持った吉備の首長が埋葬されていると見られます。
造山古墳|吉備地方に築かれた巨大古墳 Part1
造山古墳は岡山県岡山市にある国史跡。古墳時代中期に築かれた前方後円墳です。全国第4位の全長をもち、円筒埴輪が出土したほか、6基の陪塚も残っています。ヤマト王権と匹敵する勢力を持った吉備の首長が埋葬されていると見られます。
石清尾山古墳群|古墳時代前期の積石塚を歩く
石清尾山古墳群は香川県高松市にある国史跡。古墳時代前期に築かれた古墳群です。土盛りではなく積み石によって築かれた双方中円墳など、高い地域性をもつ古墳から構成されています。古墳時代前期の墓制の多様さをうかがい知ることができます。
吉備津神社|日本書紀が語る吉備津彦とその後裔
吉備津神社は岡山県岡山市にある遺跡。古墳時代前期に活躍したとされる五十狭芹彦命(吉備津彦)を祀る神社です。室町時代に建立された吉備津造の本殿が現存しています。吉備津彦やその後裔たちについては日本書紀と古事記に記されました。
渋谷向山古墳|九州征圧に乗り出した最初の天皇、景行天皇とは【天皇陵の畔で Part3】
渋谷向山古墳は奈良県天理市にある陵墓。古墳時代前期に築かれた前方後円墳です。全長300mの大王墓で、景行天皇の御陵だと見られています。
宝来山古墳|埴輪を並べた最初の天皇、垂仁天皇とは【天皇陵の畔で Part2】
宝来山古墳は奈良県奈良市にある陵墓。古墳時代前期に築かれた前方後円墳です。全長227mの大王墓で、垂仁天皇の御陵だと見られています。
行燈山古墳|実在した最初の天皇、崇神天皇とは【天皇陵の畔で Part1】
行燈山古墳は奈良県天理市にある陵墓。古墳時代前期に築かれた前方後円墳です。全長242mの大王墓で、実在した最初の天皇・崇神天皇の御陵だと見られています。
石人山古墳|筑紫君一族の墓、八女古墳群を歩く【Part1 広川群】
八女古墳群は福岡県八女市の国史跡。八女丘陵に築かれた石人山古墳や弘化谷古墳などから構成されます。古墳時代中・後期における筑紫君一族ゆかりの古墳群です。
石塚山古墳|ヤマト王権による九州制圧。その中心人物・菟名手とは?
石塚山古墳は福岡県京都郡にある国史跡。古墳時代前期の前方後円墳です。7枚の三角縁神獣鏡や小札革綴冑の小札辺が出土しました。九州の豊前地方とヤマト王権との関係性を示す重要な古墳です。
岩戸山古墳|雨降って地固まる?磐井の乱とヤマト王権の地方支配
岩戸山古墳は福岡県八女市にある国史跡。八女丘陵に築かれた古墳時代後期の前方後円墳です。石人石馬などの石製表飾が出土しました。継体天皇の時代に「磐井の乱」を起こした筑紫君磐井の墓だと言われています。
免ヶ平古墳|川部・高森古墳群と三角縁神獣鏡 Part2
川部・高森古墳群は大分県宇佐市にある国史跡。古墳時代前期に築かれた免ヶ平古墳などから構成されています。出土した三角縁神獣鏡から、地方豪族宇佐氏とヤマト王権との強い関係性が示唆されます。
赤塚古墳|川部・高森古墳群と三角縁神獣鏡 Part1
川部・高森古墳群は大分県宇佐市にある国史跡。古墳時代早期に築造された赤塚古墳などから構成されています。出土した5枚の三角縁神獣鏡から、地方豪族宇佐氏とヤマト王権との強い関係性が示唆されます。