古墳時代
五条野丸山古墳|最後の巨大前方後円墳。謎多き欽明天皇の即位と陵墓

五条野丸山古墳は奈良県橿原市にある国史跡。古墳時代最後の前方後円墳で、欽明天皇の真陵ではないかと言われています。欽明天皇は、即位や仏教公伝の年代、二朝並立など様々な謎に包まれた天皇です。

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古墳時代
綿貫観音山古墳|東国最大の横穴石室。国宝の副葬品が示す朝鮮半島との関係

綿貫観音山古墳は群馬県高崎市にある国史跡。古墳時代後期後半に築造された前方後円墳です。巨大な横穴式石室からは水瓶や冑などの優れた副葬品が発見されました。これらは中国や朝鮮半島に類似品が見られ、古墳被葬者の勢力を物語るだけでなく朝鮮半島との繋がりをも示唆しています。

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古墳時代
大室古墳群|東国最初の横穴石室。群馬の古墳でいち早く採用された理由とは?

大室古墳群は群馬県前橋市にある国史跡。古墳時代後期に築かれた前二子古墳、中二子古墳、後二子古墳、小二子古墳の4基の前方後円墳からなる古墳群です。前二子古墳では畿内発祥の横穴式石室がいち早く採用されており、この地の首長とヤマト王権との密接なつながりを示します。

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古墳時代
保渡田古墳群|6千の埴輪が配置された前方後円墳。完璧に再現された八幡塚古墳の埴輪祭祀

保渡田古墳群は群馬県高崎市にある国史跡。古墳時代中期後半に連続して築かれた二子山古墳、八幡塚古墳、薬師塚古墳から成っています。八幡塚古墳からは大量の円筒埴輪や形象埴輪が出土し、古墳上で行われた埴輪祭祀について明らかになりました。

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旧石器時代
岩宿遺跡|岩宿博物館で見る、日本列島における旧石器の変遷

岩宿遺跡は群馬県みどり市にある国史跡。後期旧石器時代の遺跡です。ここで発見された石器によって日本にも旧石器時代があったことが証明されました。

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古墳時代
森将軍塚古墳|古墳時代前期の大型前方後円墳の特徴とは?科野のクニを事例に。

森将軍塚古墳は長野県千曲市にある国史跡。千曲川右岸の有明山に築かれた古墳時代前期の前方後円墳です。巨大な竪穴式石室が発掘され、中から三角縁神獣鏡などが出土しました。善光寺平(長野盆地)を治めた首長の墓だと見られています。

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縄文時代
長者ヶ原遺跡|縄文時代のヒスイの原郷。全国のヒスイ製品はこの集落で作られた!?

長者ヶ原遺跡は新潟県糸魚川市にある国史跡。姫川流域の丘陵上に形成された縄文時代中期の環状集落です。ヒスイ製玉の工房集落で、ここで製作された玉は列島全域に流通しました。

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縄文時代
笹山遺跡|縄文土器の最高傑作・火焔型土器が産み出された背景とは。

笹山遺跡は新潟県十日町市にある市指定の史跡。信濃川の河岸段丘上に形成された縄文時代中期の環状集落跡です。出土した火焔型土器(国宝)などから、縄文人の豊かな精神性をうかがい知ることができます。

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古墳時代
童男山古墳|筑紫君一族の墓、八女古墳群を歩く【Part4 八女群・童男山小群】

八女古墳群は福岡県八女市にある県史跡。童男山古墳などから構成されます。古墳時代後期における筑紫君一族ゆかりの古墳群です。

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古墳時代
丸山古墳|筑紫君一族の墓、八女古墳群を歩く【Part3 八女群・釘崎小群&立山山小群】

八女古墳群は福岡県八女市にある国史跡。八女丘陵に築かれた丸山古墳などから構成されています。古墳時代中・後期における筑紫君一族ゆかりの古墳群です。

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古墳時代
乗場古墳|筑紫君一族の墓、八女古墳群を歩く【Part2 八女群・吉田小群】

八女古墳群は福岡県八女市にある国史跡。八女丘陵に築かれた岩戸山古墳や乗場古墳などから構成されます。古墳時代中・後期における筑紫君一族ゆかりの古墳群です。

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古墳時代
亀塚古墳|応神天皇が設置した海人部、その首長が眠る古墳。

亀塚古墳は大分県大分市にある国史跡。瀬戸内海沿いに築かれた豊後国最大の前方後円墳です。古墳時代中期に応神天皇が定めた海人部首長の墓だと見られています。

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古墳時代
岡田山1号古墳|氏姓制と部民制。大刀銘文が示すヤマト王権の統治制度

岡田山1号古墳は島根県松江市にある国史跡。古墳時代後期に築かれた前方後方墳です。「額田部臣」の銘文をもつ大刀が出土しました。この出土品からヤマト政権における氏姓制と部民制の実態が分かってきました。

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古墳時代
柳井茶臼山古墳|古墳時代最大の鏡は周防で出土。鏡の持ち主はどんな人物?

柳井茶臼山古墳は山口県柳井市にある国史跡。古墳時代前期に築かれた前方後円墳です。古墳時代最大の「鼉龍鏡」が出土しました。鏡の生産と配布を統括したヤマト王権と密接な関係を築いた周防の首長の墓だと見られています。

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古墳時代
神原神社古墳|卑弥呼の鏡?出雲の古墳から出土した「景初三年」銘の三角縁神獣鏡が意味することとは。

神原神社古墳は島根県雲南市にある遺跡。古墳時代前期に築かれた方墳の跡です。竪穴式石室とともに、「景初三年」銘の三角縁神獣鏡が出土しました。この鏡は「卑弥呼の鏡」ではないかとも言われています。

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弥生時代
西谷墳墓群|四隅突出型墳丘墓でつながる出雲のクニと山陰地方

西谷墳墓群は島根県出雲市にある国史跡。弥生時代後期に築かれた墳丘墓です。四隅突出型をしており、非常に大きな規模でした。出雲のクニを治めた王の墓だと見られ、この王を中心とした連携体制が山陰地方に広く形成されていたようです。

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弥生時代
荒神谷遺跡|銅鐸と銅剣銅矛の文化の交錯【出雲の青銅器 Part2】

荒神谷遺跡は島根県出雲市にある国史跡。弥生時代中期のものと見られる祭祀遺跡です。集落から程遠い山中で埋納された状態の銅剣(358本)・銅鐸(6個)・銅矛(16本)が出土しました。ここで何らかの青銅器祭祀が行われたと考えられています。

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弥生時代
加茂岩倉遺跡|銅鐸による農耕儀礼と大量埋納【出雲の青銅器 Part1】

加茂岩倉遺跡は島根県雲南市にある国史跡。弥生時代中期のものと見られる祭祀遺跡です。集落から程遠い山中で埋納された状態の銅鐸が39個出土しました。ここで何らかの青銅器祭祀が行われたと考えられています。

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古墳時代
作山古墳|吉備地方に築かれた巨大古墳 Part2

作山古墳は岡山県総社市の国史跡。古墳時代中期に築かれた前方後円墳です。全国第10位の全長をもち、円筒埴輪が出土したほか、造り出しなど古墳の形状が良好に残っています。ヤマト王権に匹敵する勢力を持った吉備の首長が埋葬されていると見られます。

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古墳時代
造山古墳|吉備地方に築かれた巨大古墳 Part1

造山古墳は岡山県岡山市にある国史跡。古墳時代中期に築かれた前方後円墳です。全国第4位の全長をもち、円筒埴輪が出土したほか、6基の陪塚も残っています。ヤマト王権と匹敵する勢力を持った吉備の首長が埋葬されていると見られます。

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古墳時代
石清尾山古墳群|古墳時代前期の積石塚を歩く

石清尾山古墳群は香川県高松市にある国史跡。古墳時代前期に築かれた古墳群です。土盛りではなく積み石によって築かれた双方中円墳など、高い地域性をもつ古墳から構成されています。古墳時代前期の墓制の多様さをうかがい知ることができます。

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古墳時代
吉備津神社|日本書紀が語る吉備津彦とその後裔

吉備津神社は岡山県岡山市にある遺跡。古墳時代前期に活躍したとされる五十狭芹彦命(吉備津彦)を祀る神社です。室町時代に建立された吉備津造の本殿が現存しています。吉備津彦やその後裔たちについては日本書紀と古事記に記されました。

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弥生時代
楯築遺跡|前方後円墳のルーツ?弥生時代後期の楯築墳丘墓で執り行われた葬送儀礼とは。

楯築遺跡は岡山県倉敷市にある国史跡。弥生時代後期に築かれた墳丘墓です。立石や弧帯文石が発見され、特殊器台や玉なども出土しました。吉備のクニを支配した首長が埋葬されていると見られます。

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古墳時代
渋谷向山古墳|九州征圧に乗り出した最初の天皇、景行天皇とは【天皇陵の畔で Part3】

渋谷向山古墳は奈良県天理市にある陵墓。古墳時代前期に築かれた前方後円墳です。全長300mの大王墓で、景行天皇の御陵だと見られています。

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古墳時代
宝来山古墳|埴輪を並べた最初の天皇、垂仁天皇とは【天皇陵の畔で Part2】

宝来山古墳は奈良県奈良市にある陵墓。古墳時代前期に築かれた前方後円墳です。全長227mの大王墓で、垂仁天皇の御陵だと見られています。

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