飛鳥時代
山田寺跡|飛鳥時代を代表する巨大寺院跡。発願者・蘇我倉山田石川麻呂の壮絶な人生を見る

山田寺跡は奈良県桜井市にある特別史跡。飛鳥時代に建立された寺院跡です。中門・塔・金堂が南北に並ぶ伽藍配置が特徴です。発願者である蘇我倉山田石川麻呂は右大臣として政権中枢を担いながらも、中大兄皇子から謀反の嫌疑をかけられ滅亡しました。

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飛鳥時代
文殊院西古墳|阿倍氏ゆかりの地で、7世紀の終末期古墳を巡る

文殊院西古墳は奈良県桜井市にある特別史跡。阿部丘陵に築かれた古墳で、切石造りの精美な横穴式石室を持っています。周辺には谷首古墳や艸墓古墳などもあり、飛鳥時代に築かれた終末期古墳を巡ることができます。

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奈良時代
多胡碑|グンジを務める人々の想い【上野三碑を巡る Part3】

多胡碑は群馬県高崎市にある特別史跡。奈良時代に立てられた石碑です。碑文には、上野国多胡郡が711年に建郡された内容が記されており、奈良時代の郡司を務める人々の想いをうかがい知ることができます。

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奈良時代
金井沢碑|コオリに住まう人々の想い【上野三碑を巡る Part2】

金井沢碑は群馬県高崎市にある特別史跡。奈良時代に立てられた石碑です。碑文には、上野国群馬郡の三家一族が仏の教えにより繁栄を祈る内容が記されており、奈良時代のコオリ(郡)に住まう人々の想いをうかがい知ることができます。

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飛鳥時代
山上碑|ミヤケにまつわる人々の想い【上野三碑を巡る Part1】

山上碑は群馬県高崎市にある特別史跡。飛鳥時代に立てられた石碑です。碑文には、放光寺の僧・長利が、屯倉(ミヤケ)の管理を担った一族を顕彰する内容が記されており、古墳時代のミヤケ制度に関わる人々の想いをうかがい知ることができます。

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奈良時代
讃岐国分寺|聖武天皇による国分寺の建立

讃岐国分寺は香川県高松市にある特別史跡。奈良時代に建立された寺院跡です。聖武天皇の詔により建立が開始しました。金堂礎石や七重塔礎石が残っており、発掘によって大規模な僧房跡が明らかとなっています。

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飛鳥時代
基肄城|大野城とともに築かれた古代最大の山城

基肄城は佐賀県三養基郡にある特別史跡。飛鳥時代に築かれた山城跡です。古代山城の中で最大規模を誇る「水門石垣」などからは、白村江敗戦後における大和朝廷の緊張感が伝わります。

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江戸時代
大坂城|豊臣家の城を埋めて築いた徳川家の城【天下普請の城】

大坂城は大阪府大阪市の特別史跡。江戸時代に徳川秀忠によって築かれた城跡です。築造当時の千貫櫓や日本一高い石垣などが残っています。天下普請によって豊臣秀吉の大坂城を丸々埋め立て新たな城として築城されました。

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奈良時代
後期平城宮|聖武天皇のために築かれた平城京の王宮 Part2

平城宮跡は奈良県奈良市にある特別史跡・世界遺産。奈良時代の都・平安京の王宮跡です。東区では内裏跡や第二次大極殿の基壇が復元されています。この場所(後期平城宮)で奈良時代後半における聖武天皇の歴史は幕を閉じます。

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奈良時代
前期平城宮|聖武天皇のために築かれた平城京の王宮 Part1

平城宮跡は奈良県奈良市にある特別史跡・世界遺産。奈良時代の都・平城京における王宮跡です。中央区では第一次大極殿や大極門が復元されています。この場所(前期平城宮)から奈良時代前半における聖武天皇の歴史が始まりました。

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安土桃山時代
醍醐寺三宝院|秀吉の晩年と醍醐の花見

醍醐寺三宝院は京都府京都市にある特別史跡・国史跡・世界遺産。安土桃山時代の池泉式庭園が残る寺院です。豊臣秀吉自らが庭園を設計したのほか、伽藍の復興も行いました。晩年の秀吉を象徴するイベント「醍醐の花見」が催された場所です。

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安土桃山時代
名護屋城|豊臣秀吉の野望と文禄・慶長の役

名護屋城は佐賀県唐津市にある特別史跡。安土桃山時代の文禄・慶長の役に際して豊臣秀吉によって築かれた城跡です。巨大な城郭内に配置された様々な曲輪が秀吉の威勢を示す一方、江戸時代に入って破却された石垣の無惨な姿が秀吉の野望の儚さをも物語っているようです。

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平安時代
臼杵磨崖仏|平安時代末期における地方荘園の浄土信仰

臼杵磨崖仏は大分県臼杵市にある特別史跡。平安時代末期の荘園集落内に築かれた仏教遺跡です。阿蘇溶結凝灰岩で丸彫の石仏は平安京の優れた仏師が彫ったと見られ、地方荘園と都とのつながりを彷彿とさせます。

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平安時代
大宰府政庁跡|九州の一大政治拠点に見る、律令制の発展と衰退

太宰府政庁跡は福岡県太宰府市にある特別史跡。飛鳥時代から平安時代にかけて九州に置かれた統治機関の遺構です。奈良時代には荘厳な建物が立ち並んだ政庁も、平安時代に入って衰退を始め、現在の遺構のまま廃絶したと見られています。

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弥生時代
吉野ヶ里遺跡|吉野ヶ里歴史公園内の展示施設で見る、吉野ヶ里集落の墓の変遷

吉野ヶ里遺跡は佐賀県神崎郡にある特別史跡。弥生時代をとおして発展を続けた集落跡です。弥生時代前期から中期までの間には多数の墓地が形成され、銅剣や前漢鏡も出土しています。集落の発展とともにどのように墓が変遷したかうかがい知ることができます。

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弥生時代
吉野ヶ里遺跡|魏志倭人伝が記した弥生時代後期の倭国のクニについて

吉野ヶ里遺跡は佐賀県神崎郡にある特別史跡。弥生時代後期の大規模な環壕集落跡です。主祭殿と見られる遺構や倉や市の広場跡が発見され、クニの中で拠点となった集落だと想定されています。首長や司祭者、彼らに仕える人々、交易のために訪れる者たち。様々な人がこの集落を行き交っていました。

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飛鳥時代
大野城|基肄城とともに造られた古代最大の山城

大野城は福岡県糟屋郡にある特別史跡。飛鳥時代に築かれた山城跡です。大宰府政庁の背後に位置する大野山に築城されました。「百間石垣」などの現代に残る堅牢な石垣からは、白村江敗戦後における大和朝廷の緊張感が伝わります。

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飛鳥時代
水城|大宰府を守る古代最大の堤防

水城は福岡県太宰府市にある特別史跡。飛鳥時代に築かれた軍事施設の遺構です。大宰府を守るように位置する大規模な土塁からは、白村江敗戦後における大和朝廷の緊張感が伝わります。

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奈良時代
平城宮跡|大極殿・朱雀門・東院庭園と奈良時代の天皇たち

平城宮跡は奈良県奈良市にある特別史跡・世界遺産。奈良時代の王宮跡です。元明、聖武、称徳など代々の天皇がこの場所で政治を執り行いました。大極殿や朱雀門、東院庭園が復元され、奈良時代の空気を味わえる場所になっています。

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飛鳥時代
石舞台古墳|日本の礎を築いた蘇我馬子の墓

石舞台古墳は奈良県明日香村にある特別史跡。飛鳥時代に活躍した蘇我馬子の墓と見られています。天皇陵にも匹敵する巨大な方墳と露出した石室天井石は蘇我馬子の生涯を象徴しているかのようです。

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